塩分やタンパク質を抑える|腎臓病食の宅配でしっかり管理する

女医

食事で行う腎臓ケア

老人

機能低下は全身に影響

重要なものごとを言い表す慣用句として「肝腎かなめ」という言葉がありますが、ここで使われている「腎」とは腎臓のことです。つまり腎臓は身体の中でも非常に重要な役割を果たしていることが、昔から知られていたのです。腎臓は血液をろ過して有害物質を取り除いたり、電解質のバランスを調整したりといったさまざまな機能を持っています。腎臓病の発病によって腎臓の機能が低下すると、その影響は全身に及びます。腎臓病の治療については、将来的には臓器移植の一般化によって根本的な改善が可能になるものと予測されていますが、現時点ではできるだけ進行を食い止めることに主眼が置かれています。中でも重要視されているのが、食事療法です。

基本は低タンパク食

腎臓病に食事療法が必要な理由は、ある種の成分を摂取することが腎臓に負担をかけることになるからです。たとえばタンパク質です。タンパク質は身体のエネルギー源として必要不可欠な栄養素ですが、代謝された後は窒素や尿素などの老廃物を生み出します。そしてこれらの老廃物は、腎臓の働きがなければ排泄することができないのです。また、カリウムや塩分すなわちナトリウムなどのミネラルを摂り過ぎた場合も、体内の電解質のバランスが崩れてしまい結果的に腎臓の負担を増やすことになります。腎臓病患者は、個々の症状に応じてこうした成分を摂り過ぎないよう食生活に気を配る必要があります。最近では低タンパクでミネラルの含有量を明記した宅配食なども出回っているので、利用すると計画的な食事療法の実践に役立ちます。